3D出力の問題点

モデリングやりまくって更新がおろそかになってしまっていますけど……。

3Dプリンターというのはそこまで万能の機械ではなく、他の方式で形を作ったプラスチックに比べていくつか問題が出てきます。

まず分かりやすいのが、積層跡。きれいな表面を出したいと思っていてもどうしても積層の問題は出てきます。なるべく綺麗に出力したいのですが、どうしても表面処理は必要になってきます。

それから大きな問題になってくるのが強度です。3Dプリントという方式は平置きにした本のようなもので、1枚1枚の紙の集合体でブロック状になっているようなものです。なのでページ1枚1枚の間にしおりを挟む方向が弱くなります。
Z方向(テーブルの高さ方向)に高くなるように、道路の電柱のように棒を立てて出力すると、その棒は何かと折れやすくなります。これが3Dプリンターの弱い所です。

なので造形も結構気を使わないといけません。これも技術ですね。あと使っている材料がひょっとしたらZ方向の出力で他の材料より強度が劣っている可能性もあるので、一度別の材料で出力したらどうなるかと考えている所です。

最近話題のハンドメイド作品とお金の話

そりゃあ誰だって高く売りたいし安く買いたいです。商いの基本です。皆ドラクエ4やったじゃん?
この「作品(というか作ったもの、「製品」と呼ぶことにします)と値段の問題」というのは定期的に出るものなのですが、仕事で作品作りをやる者の端くれとして、自分どうやってたっけというのを思い出すための備忘録として書いています。主に前職の製品設計開発業務の経験をベースにしています。

■原価

「自分がそれを製品として完成させるために必要な全ての値段の合計」です。その中には

・原材料費(買ってきた生地やパーツ、接着剤や糸なども含まれます。他にもパッケージ資材とか)
・設備工具費(各種工具だとかミシンだとか、それを作るのに必要な道具、機械全ての費用です)
・ランニングコスト(主に光熱費、3Dプリンターなど電気代がかかるものも)
・建物を借りていればその建物の値段など
・開発や製造のための人件費
・イベントに行って売るなら参加費や交通費も。版権物なら版権料も

といったものが入ってきます。原材料費=原価では無いです!
算出方法ですが、生地や糸なら総量の値段から必要な長さを割るとか、設備費だったら何個売ることでペイするか、といったことを考えて計算します。
設備費は度外視して、利益から引いていくという考え方もあります。ランニングコストは他の費用のパーセント掛けというのもありますね。

問題はこの中の人件費で、例えばその地域の最低賃金とか1時間当たり1,000円とか、いろんな決め方があります。ともかく、人件費は原価に含まれます。
ただ銀行さんで伺った所、自営業の場合事業主の場合人件費は掛からないものとして計算するとのことでした。自営の場合人件費は基本的に人を雇う場合に使うようです。

■利益

この原価を基に利益を入れて、原価+利益を販売価格とします。
これも人によって様々で、原価と同額を利益にする(利益率50%)とか、同様の品物の相場に合わせるとか(同人CDなら5曲500円とかそういうのです)色々あります。
自営の場合別の方法として、多めの金額を利益込みの原価とというものがするあるそうです。利益込みの原価を自営業なら例えば7,000円/時間というもので(特にサービス業で7,000円/時間という値段になってくるそうです)、製造だとどうなるのかなと思うことはあるのですが案としてはありだと思います。

■値段を安くする方法

これは発想としてはシンプルで、

・利益など完全無視で値段を下げる
・設備投資や簡単に作れる方法を編み出すなどの工夫をする
・原材料費や人件費を安くする

などの方法があります。

単純に値段を下げるというのは、材料費以外頂かないという趣味でやっている方はそうやっている方もいます。ですけどそれで人生舵取りしている人もいるので、「あそこはあれだけ安いのにこっちはこんなに高いの!」みたいなのはご勘弁願いたいです。

ベストなのは設備投資、アイデアによる価格下げでしょう。これなら他との差別化が出来ることはもちろん、既に販売しているものなら同額で販売して原価を下げて利益を上げることが出来ます。他にも一度に同じものをたくさん作るとスピードが上がって製造のための人件費が上がり、結果として原価は下がります。

各種費用を安くするというのは、日本あるいは世界の製造業で多くされてきたことです。大都市のメーカーが地方に工場を建てるのも中国や東南アジアなどに製造拠点を移すのも、結局は原価を下げるためです。東京の最低時給が1,000円、福井が800円となると、ざっくり計算な上運送費抜きですが福井だと東京の20%引きの人件費で同じ仕事が出来ることになります。

■会社で働きながら作っていた同人CDの例

〇材料費 合計90円/枚

・CD-R:4,000円/100枚→40円/枚
・ジャケット(A4フライヤーを加工):4,000円/100枚→40円/枚
・不織布:400円/100枚→4円/枚
・外装袋:600円/100枚→6円/枚
※盤面印刷費はいつも無視していました(生活に使っているものの流用のため)

〇組立人件費 20円/枚

100枚で2時間、時給1,000円として100枚を2,000円→20円/枚

〇開発費 43,000円

・1曲8時間、時給1,000円として8,000円→5曲で40,000円
・ジャケット作成3時間、時給1,000円として3,000円

単純な製造原価は90円+20円+(43,000円/総販売枚数)になります。
100枚なら540円/枚になりますが、500円で売っていたら赤字ですね。
実際は交通費とか参加費も含まれますのでさらに赤字が膨らみますが、仕事やりながらの同人ならこれでいいやと思っていました。実際には人件費を無視して材料費と交通費、即売会参加費をペイできればOKと考えていましたね。

先日同人音楽を縮小するという話をしたのは、生活をするのがこれではいけないと思ったからです。生き延びるためには利益を出さねばならず、現状と同じでは利益どころか赤字というのが現状です。100円/曲って改めて破綻しているんだなと感じています。

お金の計算は時々心が折れそうになりますが、おろそかにすると生活が出来なくなってしまいます。仕事をするようになると算盤弾くのも楽しいものですけど……。

■結局何を買ってもらうの?という話

ただよく言われることですが、やっぱり単純な等価交換ではなく「価値を買って頂く」ということなので、値段如何問わず気に入ったから買ってくれるというのが一番嬉しいですね。うちのこよそのこ服作り頑張ろう……。

万年筆のヘビーユーザー

もう十数年以上、万年筆を愛用しています。大体は手帳への記入とか、必要なら譜面を書くとか、そういったものに使っているのですが、自分はかなりのヘビーユーザーらしいです。
といっても高価なペンを何本も持っているとかものすごい種類のペンを持っているとかそういうことではなく、1本のペンをあり得ない位筆記するんだとか。

以前ペンクリニックで何か滑りが悪くなったなと思ったペンを看てもらった所、「万年筆のペン先がこんなにすり減るなんてあり得ない」とメーカーの方に言われたりします。

なのでインクの減りも早い方だそうで、よくインクが無くなって出先で書けない!ってことがたくさんあるのです。いつもインク量とか見れたらいいのですがそういう訳にもいかないので、もっとインクタンク容量の大きいものが欲しいなあって。

ちなみに今使っている万年筆。プラチナ万年筆プレシデントのスカイレッド、字幅はF。これも引っかかりを感じてきているので調整して欲しいです……。

仕事用機材投入中!

開業が10月でそのまま仕事がスタート出来ると思ったらそんなことは無くて、この1か月結構書類関係とかであちこち行ったりしています。

最近前職の退職金が出たので、それを自己資金にして事業を進めます。その中で必要な機材やソフトを投入していきます。
ということで買ってしまったZBrush。3DCGソフトの中でも3Dスカルプトソフトと呼ばれるもので、画面の上で粘土細工するソフトです。作ったものは3Dプリンターで出力する他、今は実力不足ですがVRのアバターや持ち物を作ることが出来ます。以前から欲しかったのですが、残念ながら値段的に手が出ず。
ユーザーガイドがものすごく分厚いので、やっぱり何か本を買って勉強しないといけないですね。他にも新ソフト導入で勉強時間の確保が必要です。
他にもDAWの乗り換えやプラグインの導入といった作曲環境の補強なども行っています。先日の精密電動ドライバーの話も同じですね。出来れば演奏環境も整えたくて、今までは借りていたアンプなども自分できちんと揃えたいなと思っています。

あとは最終的に3Dプリンターと職業用ミシンを導入すれば、現時点で考えている最低限の作業環境は完成です。これが11月中頃かなと見ています。そうなったら本格的に仕事ですね!あと古物商許可申請も行って、こちらは許可が通れば12月辺りになりそうです。

なかなか実務が出来ず焦ったりもしますが、きちんと下地を作る準備段階だからおろそかにしてはいけないなと思いつつ作業しています。おかげでサイト作成が進まない……。

古物商許可

先日ケンハモレンタルサービスを考えているのですが、その後調べた所、古物商の許可申請が必要なことが分かりました。

曰く、新品のレンタルは問題なく出来るが、中古品もしくは新品でも何かしら手を加えてレンタルする場合、販売ではなくてレンタルでも古物商許可が必要だそうです。
楽器の場合調律が必要で、この「何かしら手を加えて」に該当するため古物商許可が必要ということになります。
で、先週から許可取得のためにあちこち回っています。

ちなみに取り扱いは警察になります。事情を説明して記入する書類をもらって、その他市役所や法務局に行って証明書を付け、19,000円の証紙を合わせて提出です。特に法務局の証明書が大きなところに行かないと出せないもので、これのために福井まで行ったりしました。結構大変です。

それがもうすぐ提出できそうで、数日後にまた警察に行ってくるつもりです。許可が出るまでに40日位かかるそう(出ないこともあるとか……)で、その後よく中古品のお店で飾られている許可証というか標識を取得しないといけないという流れになっています。

ということで、ケンハモレンタルが出来るとすれば来年頭くらいからかな……と思っています。きちんと出来るといいんですけど。