JUKIさん本社に行ってきました!


M3に参加した次の日、東京にはなかなか来れなくなってしまったのでどこかに行こうと考えて、丁度ミシンを買うのでJUKIさんの工場見学に申し込んでお邪魔してきました。
場所は多摩なのですが、東京って……広いですよね……。

融資でミシンを買うことにしているのですが、そのミシンがJUKIさんの職業用ミシンで、買う前に事前に触らせてもらえたらなと思って伺ってきました。実際にそのモデルが置かれていて、色々触ってきましたよ!写真も撮らずに触りまくってきました。

恥ずかしながらドール服製作は専ら家庭用ミシンオンリーでやってきて、職業用ミシンはほとんど触ったことがありません(昔ちょっと触ったことがあるけど職業用とか気にしたことが無かった位?)。
運新スピードとか自動糸切りとかこれが1台あるだけで捗るし、縫いもきれいになるだろうなあって触るだけで分かるようなすごい高性能なミシンでした。

ドール服製作で必ず付きまとってくる「アールの小さい曲線が縫えるか」という問題ですが、色々試させてもらった結果、押さえ圧を下げて縫うことで必要なアールは押さえを上げ下げして調整をせずに縫えました。それでももっと攻めたいので伺った所、樹脂の押さえを加工することで押さえのソリの部分の滑りをよくするという方法を教えてもらいました。
ただJUKIさんの職業用ミシンのテフロン押さえは厚物用でツメの間の幅が広く、その辺りはちょっと考えないといけないようです。

他にも職業用ミシンの針(買おうと思っているのは工業針を使用)の向きを教えてもらいました。家庭用は手前から奥ですが、工業用は向かって左から右に糸を通すようになっていて、右側穴に窪みがあるように出来ているのだそうです。知らなかった……。

その他買おうと思っているモデルの機能を一通り教えてもらってきました。ああこれは捗るわ……。押さえを変えればフリーモーションも出来るそうで、これでああいうことやこういうことが出来るんじゃないか?て期待がいろいろ膨らんでいます。ミシン来るの楽しみだなあ。

ということで購入前の事前相談(もう注文しているんですけど)としてはこれ以上に無い位の対応をしていただきました。JUKIさんありがとうございます!

※おまけ

噂のヤギさんによる放牧草刈り、多摩で初めて見ました。本当にヤギさんだあ……。

話題のコロコロオープナー、買ってきました!


Twitterとかでつよつよな手芸作家さん達がこぞって「いいぞ」といいので探して買ってきました。クロバーさんのコロコロオープナー!

これは何かというと、要はアイロンの代わりに折り目を付けたり縫い代を割ったりといったものに使うアイテムです。小さなドール衣装のトップスなんかで便利です。

ローラー部は中心が膨らむように樽状のアールが入っています。粘土ローラーみたいに平たくなっていないのがポイントですね。
ハンドルはABS、ローラーには摺動性がよく耐衝撃性の強いポリアセタールを使っているそうです。

裏は肉抜き。強い力を掛けることが前提なためか結構なリブが入っています。エポキシパテ埋めたら重くなって使いやすくなるかなーって。

 
綿ブロードとか手で折っただけで十分な折り目が付くのでつい手で折りを入れてしまうのですが、指で外に引っ張る形になって伸びてしまったりします。これはローラー部で上から押さえるので引っ張る方向に力が掛からず伸びずに折りを入れることが出来ます。便利!

ロックミシンの発掘に成功

実家にロックミシンがあって、フットスイッチがずっと見つからなくて今日ようやく見つけてきました。

ロックミシンというのは、ざっくり言えば「縁を綺麗に処理する」ためのミシンです。通常のミシンはスイッチを踏むと針が上下するのですが、それと一緒に刃物が動いて布を切断しながら、複数本の糸で端面のほつれ止め縫いするというミシンになります。


針の手前、押さえの側面にネジで止められた金属板のようなものがあって、これが刃物です。針と連動して布をザクザク切ってくれます。

 

 

縫った後の布はこんな感じです。ジーンズとかニットの服でこういった感じの縫い目を見たことがあると思います。基本的には、こういう処理をするためのミシンです。自分はやったことはないですが、フリルを作るとかもできるそうです。

高校の家庭科でエプロンを作ることがあったのですが、その時使うことがあって「裁ちながら縁を処理する」というのにメカ好きのハートをガッツリ持って行かれた覚えがあります。これを使えば今までのものすごく時間のかかっていた裁ちかがりなどの作業が早くなるはずなんですけど。
モデルはJUKIのMO-03Dという1本針3本糸のモデル。メーカーには説明書のPDFファイルがあったので見ながら使ってみます。前回のDDdyメイド服で使うならまずはエプロン、あとは余裕があればワンピの各パーツの端面処理でしょうか?

押さえを覚えないとなあ……

いつもミシンは蛇の目ミシンさんの「ジャスミン F5100」というモデルを使っています。いわゆるコンピューターミシンで、前職に入社した1年目の2回目の賞与でトーカイさん系列の手芸店で買ったものです。使ってから12年目ですね。
普通に直線縫いの他、ドール服を作るのでは自動で止め縫いをやってくれる機能が便利です。引き裂きに対する強度が必要な時は3重縫いだとかジグザグミシンやほつれ止めのための裁ちかがりなど、ボタンで設定をいじって使うタイプの家庭用ミシンです。

ミシンには「押さえ」という部品があります。生地を台と挟んで縫い込むためのパーツなのですが、例えばジグザグミシンや裁ちかがり用とか、他にもボタンホール付け用やファスナー用というものもあります。
今まで結構基本押さえでいろんなことをしていたのですが、必要な工程は適した押さえを使わないといけないなというのが最近の反省でした。やっぱり専用の押さえを使った方が早いし、綺麗にするための精神力消費が少ないんですね。


それなら買いそろえようということで買いました。まずは三つ巻き押さえ。前回の衣装だとサーキュラースカートの縁の処理が長距離で大変だったのですが、それを簡略化しようと思って導入しました。

各メーカーこうやってミシンの押さえを別売りしているのですが、Amazonなんかで見るとサードパーティー製のものもあるようでそれって本当に使えるのかとちょっと考えています。


実際まだきちんとした使い方が分からず、縫いはじめをどうすればいいかがうまくつかめないのですが、これだけで簡単に4mmや6mmの三つ巻きが出来るようになります。ガーって縫うだけで巻いてくれるのは便利です。これもっと使えるようになろう……。

 

他にもフリルを作るのに便利らしいギャザー押さえとか、いろいろ導入したいものが多いです。やっぱり道具の使い方は勉強だなと改めて感じています。